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回答:宇佐美講師

質問:「いろんなことがうまくいくときは、たいてい自分の本当の気持ちを押さえ込んでいることが
あるように思えます。物事が気持ちよく進むことを優先しすぎて本来の自分の価値感を
押し殺すことを続けていっていいのでしょうか。
今ある社会性とは反した考えが常にあり、合理性ゆえに誰にも害を及ぼさないようにしているのは今後の管理業務に支障は出ますか?」

ご質問ありがとうございます。
自分の根っこにある価値観の揺れ動きを開示してくださって、とても嬉しく思います。

ご質問の件ですが
はっきり申し上げますが、今後の業務に支障が出る日が来ると思います。
自分を押し殺しながら走り続けると、ある日ふと、身体より先に“心が立ち止まって”しまいます。
「合理性」「社会性」「他者配慮」などを優先できるスタンスや行動力は
本当に素晴らしい視点と価値観だと思います。しかし、自分自身のやりがいを置き去りにしている時間が
積み重なってしまうことに危機感を感じます。

なぜ、危機感を感じるかというと、部下や後輩の主体性を育成する立場になると
相手の「内発的動機づけ」を理解し、そこに火をつける瞬間も必要になります。
内発的動機づけとは、報酬や評価などの外部要因ではなく、個人の内面的な興味や関心、探求心などから
生まれる意欲のことです。仕事や活動そのものに楽しさややりがいを感じ、自ら進んで取り組む状態があると双方向コミュニケーションが生まれやすくなり、問題の早期発見、解決に向けての協力向上など
チームとなって仕事ができるようになります。

自分の価値観を押し殺したままお仕事をすると、自分の内発的動機づけに対して迷子になり
相手の仕事の対する意欲を見つけることが難しくなることもあると思います。

人間関係すらも合理的で効率化されていってしまうと、孤独感や不安感が醸造され
結果、パフォーマンスが落ちてミスが増えたり、連絡すべきことを隠蔽したりすることにも
つながる危険もあります。

自分にも伝えたい気持ちがあるからこそ、相手との関係性の見直しと
聴き方、伝え方のスキルを磨くことが大切だと思います。

しかし、矢野さんが全ての価値観を押し殺しているようには私は
感じませんでした。もしよかったら「うまくいった仕事」をひとつ振り返ってみて、
その中で自分の価値観が少しでも活きたかもしれない?と思う場面を探してみてください。
完全に押し殺していたようで、実は“滲み出ていた自分”がいるかもしれません。

自分も相手も組織もwin-win-winになって見える景色があると思います。
そこに辿り着くためにも、組織の中に沢山の味方を作ってみてくださいね。
また、誰よりも自分が自分の味方でいてくれたら嬉しく思います。
これからのご活躍も応援しております。

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